台湾番外編:有料老人ホーム視察①
異なる2つのタイプを視察<①林口養生文化村>
先進諸国では、どこも「高齢化」が進んでいます。欧米も早くからシニア向け住宅設備やシステムの制度が充実していましたが、先進国の中でも、わが日本はまだまだ発展途上という感が否めません。今回、もも編集室の台湾取材の際に、お願いして現地の有料老人ホームを視察させてもらいました。
思想的に「親は子がみるもの」という考えがベースのようですが、昨今の日本の高齢者の考えと同じように「子の世話になりたくない」や「子供世代と同居しても話や生活リズムが合わない」という話を伺いました
今回は、自立~要介護まで入居可能という条件は同じですが、異なる2つのタイプのホームに見学に行ってみました(右写真は、林口養生文化村)。
どこか日本の風景にも通じる?
最初に訪れたのは、台湾桃園国際空港から近く、広大な敷地(34ha)に700戸を開設している、林口養生文化村。現在も住宅棟の建設は進んでおり、将来的には3800戸の巨大シルバータウンになるとか(「銀髪族」だそう)。
運営は、台湾の財閥グループ「台湾プラスチック」が運営。山を切り開いたところなので、自然豊かな環境。またグループ の大きな病院にもシャトルバスが通じているなど、スケールメリットを活かしたサービスを提供しているようです。
外観はお洒落なマンション風。玄関を入ると、どこか懐かしい日本の香り?も。台湾の日本統治時代の名残がここでも見られました。
日本の自立型有料老人ホームに近いかも?
共有スペースもたっぷりととられ、趣味の部屋は、カラオケ(KTVは台湾ではカラオケボックスのこと)、パソコン教室、図書室、手芸室、絵画・陶芸、マージャン室(すごく活況でした!)、卓球やビリヤード・・・と数え切れないほど。また宗教についても、仏教、キリスト教、などの部屋をつくり、各個人の信心を尊重しています。
居室は日本のマンションと同じ?
モデルルームを見せてもらいましたが、日本のマンションとあまり変わりありません。拝見したのは、1LDKタイプ。リビングは広々としており、モダンです。キッチンもコンパクトで使いやすそう。居室玄関は、開き戸でしたが、取ってが高齢者にも使いやすいバータイプで、どこも段差のないフラット構造です。各居室は内廊下でつながっているので、空調も問題ありません。
居室のお風呂が、昔のヒノキのお風呂のようで驚きました。現在入居されている高齢者は、子供時代は日本統治時期だったので、日本式に非常になじみが深いようです。どおりで、日本の暮らしぶりと変わらないように感じるのですね。
中長期ステイも可能
このホームでは、有料老人ホームとしてだけでなく、中長期ステイの受け入れも可能です。日本人向けロングステイ、ミドルステイも可能なようですので、関心のある方は滞在先の候補のひとつにしてもいいのでは?
居室は、14坪と22坪の2タイプ。1週間滞在は8,750元、1ヶ月滞在34,500元。有料老人ホームへの入居は、入居金が14坪タイプで21.6万元、22坪タイプで31.2万元(一人)。月額費用は14坪1.8万元、22坪、2.6万元(一人)。ただし食費は別となっています。食堂は、フードコートのようなところで、各カウンターで好きなものが食べられます。プリペイドカード式で引き落とされていくそう。これはこれで楽しいかもしれませんね。
自立棟にも在宅センターが設置され、日常の細やかなサービスから介護サービスまで対応。日本の高級有料老人ホームにも劣らない設備とシステムでした。写真は、スタッフと入居者の張さん(とても美人な76歳のご婦人)と一緒に。なんと、施設内のご案内は入居者の張さんが。言われないと日本人かと思うほど、流暢な日本語でご案内くださいました!
台湾観光協会 ホームページ
http://jp.taiwan.net.tw/
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