食べにくいとき・飲み込みにくいとき
加齢とともに摂食・嚥下機能は低下します。老化にともない、免疫力や全身抵抗力が弱まりますし、咳反射のにぶり、繊毛運動の低下によって、気管支、肺異物の肺出力低下など、様々な機能の低下が密接に関係してそれぞれの症状があらわれます。
どの程度「食べられるのか」というレベルはいつも同じではありません。好きなおかずの日、気分の良い日、その日の体調や活動量によっても微妙に違ってきます。
食生活にひと工夫
知らないうちに誤嚥してしまうと、肺炎のもとになります。おかしいな、と思ったら、食事を飲み込みやすくする工夫で誤嚥を防ぐことができます。ひと工夫することで、いつもと同じく美味しく食事を楽しめます。
※嚥下(えんげ)・・・口の中のものを飲み下すこと
※誤嚥(ごえん)・・・間違って気管に食べ物等が入ること
高齢者の食事のワンポイント
人間にとって口から食べるということは、とても重要であり、楽しみなことです。しかし、加齢とともに食べたくても舌や喉が思うように動きにくくなることもあります。
「食べられない、飲み込めない」
「食事をすると疲れてしまう」
「むせやすくなった」
などといった症状が見られたら、食事のとり方を考えてみる必要があります。食事の工夫や環境の改善により、食べる意欲は取り戻せます。料理をするときに、むせやすい食品を避けたり、食べやすく調理するのもひとつの方法です。むせると、苦しい思いが残り、食べることへの意欲が低下してしまいます。ひと工夫して料理してみましょう。
やわらか調理のワンポイント
入れ歯の有無にかかわらず、加齢とともに思うように噛めなくなります。さらに大きな口をあけて、かぶりつくのはもっと困難になります。調理の基本は、噛める力に合わせた切り方をすることです。咀嚼力は個人差が大きいので、食べやすい大きさに切ることが大切です。食べやすく切った材料、とくに野菜は熱を加えることで材料の組織がゆるみ、食べやすくなります。さらにトロミをつけてからめると喉越しもよくなります。料理は見た目も大切。材料に細かく切り込みを入れて、隠し包丁をするのもひとつの方法です。
トロミ調整食品の例
明治乳業の「トロメイクSP」
お茶、お味噌汁、ジュース、コーヒーなど、料理の温度に左右されず、安定したトロミをつけることができます。色・味・香りを損なわず食品本来の味を維持します。介護用だけでなく、通常の料理やお菓子作りなどにも応用できますのでバリアフリー食品といってもいいでしょう。
栄養ケア倶楽部ホームページ
http://www.meinyu.co.jp/care/
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