セカンドオピニオン、どう言い出す?
セカンドオピニオンとは、納得のいく治療を受けるために、主治医以外の意見を確認することです。近年よく耳にしますが、「主治医を信じていないようで、言い出しにくい」という声も聞きます。「セカンドオピニオンをとりたい」と切り出して、いやな顔をされたという経験をした人の話も身近に聞いたりするので、まだまだ気後れする人が多いようです。
しかしながら、2006年の診療報酬制度の改訂時に、セカンドオピニオンを聞きたい患者からの要請で紹介状を書いた場合には5000円の収入が主治医に入るように変更になりました。これは、セカンドオピニオンの確認を促進することを主旨としています。従って、遠慮は不要、セカンドオピニオンをとることは患者の権利であると考えて、主治医に紹介状をお願いし、診療記録や検査データなどを借り出しましょう。
価値のあるセカンドオピニオンをとるために
しかしながら、闇雲にセカンドオピニオンをとっても意味のあるものにはなりにくいようです。まずは今の主治医の診断をしっかり理解し、主治医の治療方針を理解することが重要です。「主治医の話がわかりづらいのでセカンドオピニオンをとる」というスタンスでは、せっかくセカンドオピニオン医から意見を聞く機会を得ても何を確認したいのかが不明確なままの中途半端な診察になりかねません。主治医に確認したいことを書面にして持参するなど、まずはしっかりと主治医とコミュニケーションをとりましょう。
次に、セカンドオピニオン医としてどの医師を選ぶか、ということが重要です。どの先生がいい、という絶対評価があるわけではなく、主治医の見立てとは異なる意見を聞けそうな立場の医師を選ぶことが基本です。主治医が勧める治療法を理解し、その他の選択肢を理解する。その上で、その他の選択肢として上がっている治療方法を専門としている医師の見解を聞くことによって、意味のあるセカンドオピニオンを得ることができるのです。
「子供がどうしてもセカンドオピニオンを、と言うので・・・」と人のせいにして紹介状を書いてもらうのも手ですが、ストレートに「自分が納得して治療を受けるために」とみんなが普通の権利としてセカンドオピニオンをとるようになれば、医療現場の質の向上にもつながってくるはずです。
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