50歳からでも間に合う資産設計 第2弾!
リスクと上手につきあおう
リスクにはいろいろな種類があります。どのような状況で発生し、どのように影響を与えるのか、しっかり把握しておくことが大切です。投資を行うときは、それぞれのリスクの性格を理解し、その金融商品にはどのようなリスクがあるかを知っておく必要があります。
リスクにはどんなものがあるの?
【信用リスク】
お金を預けている金融機関や債権などの発行体において、元利金の支払いが遅れたり、支払われなくなったりする可能性のことです。このリスクを判断する目安に、格付け機関の発表する「格付け」があり、各金融機関の窓口で入手することが出来ます。
【価格変動リスク】
価格が下落して資産価値が下る可能性のことです。一般に、株式や株式投資信託などのように値動きの激しい金融商品は、このリスクが高くなります。
債権なども、途中で売却した場合はそのときの金利情勢によっては価格が変動しますので、価格変動リスクが多少なりともあるといえます。
【為替変動リスク】
外貨建て商品の運用において発生するリスクです。たとえば為替レートが購入時より円高になると、園での受取額が少なくなってしまう可能性があります。
【金利変動リスク】
金利が変動することによって、得られたはずの収益を失う可能性があります。これを金利変動リスクといいます。
たとえば、庭訓預金や固定利付債券など、金利が確定した商品に投資した後で金利が上昇すると、より高い金利を得られるチャンスを失ったことになります。
【流動性リスク】
必要なときに思うような価格で換金できるかどうか、というリスクです。市場であまり取引されない株式や債券などは売買が成立せず換金できない、あるいは非常に不利な価格で売却しなければならない、といった可能性があります。
【カントリーリスク】
海外への投資では、その国の政治・経済情勢の混乱や不安定化などの影響を受けますが、それにより投資が回収不能に、また、投資した金融商品などの価格変動によって損失をこうむる可能性がある、というリスクの事です。
【インフレリスク】
インフレ(物価上昇)に伴ってお金の価値が下っていく可能性をいいます。
こんなにあるリスク、どうしたらいいの?
投資を始めるにあたって、まず考えなくてはならないのが「リスク分散」です。リスク分散というとなんだか難しいように思いがちですが、実は日常生活で何気なくやっていることなのです。みなさんも銀行の通帳と印鑑を別々に保管しているのではないでしょうか?これは空き巣などにはいられた場合、もし通帳が盗まれても印鑑が無事であれば銀行に預けてあるお金は大丈夫、と考えての事ですね。このように万が一の場合に備えて分けておくことをリスク分散といいます。
「すべての卵をひとつのカゴに盛るな」という有名なことわざがあります。これは「もし、そのカゴを落としてしまったら、卵が全部われてしまうので、いくつかのカゴに分けておくとよい」という意味です。
同じことが投資においても当てはまります。ひとつの資産だけに投資していると、その資産が値下がりしたら、1度にすべての資産価値が下ってしまう危険性があります。しかし複数の資産に分けて投資しておくと、ひとつの資産が値下がりしても、他の資産が逆に値上がりしていれば、その分をカバーすることが出来るわけです。このようにいくつかの投資対象に分けて投資することでリスクを低減させる(分散投資)ことが出来るわけです。
分散投資の基本は?
基本的な考え方として「財産3分法」というものがあります。「現金(預金)」「不動産」「株式」の3種類の資産に分散して投資する方法です。では、なぜこの3つに分けて投資するのでしょうか。
それは、資産運用の際に、次の3つの要素に配慮することが必要だからです。
① 安全性(資産価値が減少しにくい)
② 流動性(自由に現金化できる)
③ 収益性(運用利回りがよい)
たとえば、株式だけに投資するなら収益性は高いかもしれませんが、安全性は劣っています。また、預金だけであれば、いつでも引き出すことが出来ますから流動性は高いといえますが、収益性は期待できません。
このようにひとつの資産だけでは、将来に向けた財産作りを確実なものに出来ません。これら3つの要素がバランスよく同時に満たされて初めて効果的な運用ができることになるのです。
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